小三衣
小三衣 表 小三衣 裏
上の小三衣は、五条衣、七条衣、九条衣の三衣を縦115o程に縮小し、信者さんがお守りとして帖葉で縫ったものです。小三衣に厳密な寸法の規定はありません。
三衣一鉢が僧侶の持ち物の基本であり、袈裟は常に身につけているのが決まりです。その昔、僧侶は托鉢以外に労働はしませんでしたから、袈裟以外を身につける必要はありませんでした。しかし作務衣など服装がいろいろある時代になると、小さな袈裟を作って護持し、律を守ったことにしたといいます。また、袈裟の霊験を信じて、守り袋に入れて子供に持たせたという話もあります。